福岡のスタジオで叶えた、バイクとモデルの特別なポートレート撮影
ポートレート撮影を趣味とする私が今回挑戦したのは、「モデル × バイク」という異色の組み合わせ。
舞台は福岡県内にあるおしゃれなレンタルスタジオ。クラシカルなバイク・ロイヤルエンフィールド INT650と、美しいモデルさんの存在感を引き出すために、ライティングと構図にこだわって撮影を行いました。非日常的な空間でのポートレートの魅力をご紹介します。
撮影場所は福岡市内のレンタルスタジオ
今回の撮影は、SPACEMARKETに掲載されているこちらのスタジオCasablanca Sound Filmsさんを利用しました。
福岡市内にあるこのスペースは、黒背景にレンガ壁が特徴的で、上品でクールな雰囲気が漂っています。
天井も高く、照明機材や背景布などを展開しても余裕があり、ライティングの自由度がとても高い空間でした。
大型バイクと撮影できるスタジオは珍しく、普通のスタジオにバイクを持ち込んでの撮影は難しいので、バイク好きには興味深い撮影環境です。自然光も少し入り込む構造なので、時間帯によってはミックス光での表現も楽しめます。
ロイヤルエンフィールド INT650の存在感
今回主役のひとつともいえるのが、ロイヤルエンフィールド INT650です。
イギリスの伝統を受け継ぐこのバイクは、レトロなデザインと空冷エンジンの美しい機能美が共存した一台。武骨でトラディショナルなスタイリングと女性の組み合わせが対照的でした。
バイク単体でも絵になりますが、そこにモデルさんが加わることで世界観が生まれ、まるで映画のワンシーンのような撮影がしたくてこちらを選ばせていただきました。
撮影機材とライティングの工夫
使用したストロボは Godox AD200Pro をメインに、ソフトボックスとアンブレラを組み合わせました。
- メインライト:モデルの表情を優しく照らすため、柔らかい光を意識。
- サブライト:バイクの輪郭とモデルの髪や目鼻の下側に出来る影消しとハイライトを入れて立体感を演出。
バイクのメカニカル感を活かしつつ、モデルさんの肌が硬くならないようディフューザーを通してライティング。ライティングの配置だけでなく、出力の微調整や角度変更を何度も繰り返し、1カットごとに光の表情を丁寧に作り込みました。
こちらが使用した照明機材です。
Casablanca Sound Filmsさんには照明機材(LED)のレンタルもあるとの事なので、公共交通機関を利用される方は、こちらを利用するのもおすすめです。
モデル・綾香さんの魅力と演出
今回ご協力いただいたモデルさんは、綾香(@ayachang628628)さんです。
綾香さんとは昨年、ストリートポートレート撮影をさせていただいたことがあり、今回二回目の撮影となりました。
上記二枚は昨年の博多駅周辺でのストリートポートレートになります。
落ち着いた表情の中に時折見せる笑顔がとても魅力的な方で、バイクというクールな被写体との対比が印象的でした。
衣装について私からリクエストはノータッチでしたが、綾香さんが対照的な2パターンの衣装を用意してくれました。その衣装の雰囲気とバイクの存在感を引き立たせつつ、彼女の柔らかな雰囲気が空間と調和するよう心がけました。
▼綾香さんのInstagramはこちら:
@ayachang628628
まとめ
スタジオでのポートレート撮影は、光のコントロールや空間演出がしやすく、自分のイメージを具現化しやすい環境です。
今回は、モデルの綾香さんとロイヤルエンフィールドという2つの個性を組み合わせ、普段のロケ撮影では得られない作品に仕上げることができました。
「人物を撮る」というポートレートの基本に加え、そこに空間やモチーフを加えることで、新しい表現が生まれる。そんな可能性を再確認できた撮影でした。
今後もこうしたテーマ性のある撮影に挑戦していきたいと思います。
次は青い海をバックに私の愛車CB1100と撮影してみたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回使用したカメラとレンズです。
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