先月の週末、仕事を終えその足で、広島県西部に位置する大竹市まで行ってきました
広島県大竹市は隣接する山口県岩国市と山口県和木町との県境を跨ぐコンビナート形成しており、工業都市として知られています。
日が暮れると、工場のライトや煙突から立ち上る蒸気が幻想的な光景を作り出し、その工場が作り出す夜景は、訪れる人々を魅了する「隠れた絶景スポット」です。
大竹市の工場群を俯瞰する、亀居公園から撮影。大竹市内全体を見渡すことができ、工場群が作り出す夜景を一望できます。
ここからの景色は、まさに「夜景のパノラマ」。夕暮れから夜にかけて、空が深い青から黒へと変わる様子と共に、徐々にライトアップされる工場の姿がドラマチックに映えます。
暑い日でしたが、夜風を感じながら静かに広がる光の海を眺めるひとときは、心を落ち着かせてくれますね。
しかし夜に一人で行くのは少し勇気がいると思います。
亀居公園から大竹市の小方港付近へ移動。
海越しに工場群が並び、その光が水面に映り込む景色は圧巻です。特に、波が静かな日は水面が鏡のようになり、幻想的なリフレクションが広がります。
このエリアは、車でのアクセスが良く、夜景を楽しむドライブコースとしても人気です。ゆったりとした夜の時間を過ごしながら、海と工場が織りなす美しいコントラストを楽しむことができます。
次は工場の近くへ移動。
こちらも車でのアクセスもいいので撮影しやすいです。
大竹の工場夜景と言えばダイセル大竹工場。
何度も撮影してる工場ですが、今回はラフタークレーンと撮ってみました。
最後は県境の小瀬川から山口県側を撮影。
県境辺りに立ってる通称「大竹のエッフェル塔」です。
塔の下側から照明の光条が出るように何度も移動してようやく綺麗に撮ることができました。
工場夜景は、写真に収めるとその美しさが一層引き立ちます。ここでは、私なりの撮影する際のいくつかのポイントを紹介します。
1. 三脚を活用する
工場夜景を撮影する際には、三脚が必須です。夜間の撮影はどうしてもシャッタースピードが遅くなるため、手持ちでの撮影ではブレが生じやすくなります。三脚を使用してカメラをしっかり固定し、シャッタースピードを遅めに設定することで、夜景のディテールをより鮮明に捉えることができます。
また、絞りを絞り込むことで、全体の解像度が鮮明になり光条が出ることで煌びやかな写真となります。
2. ホワイトバランスの調整
工場のライトは、場所によって様々な色合いがあります。黄色や青白い光、そして煙突から立ち上る蒸気の光の反射など、色のバリエーションを意識して撮影すると良いでしょう。ホワイトバランスを調整しながら、光の雰囲気に合った写真を撮ることがポイントです。
私は若干全体が青めになるように設定しております。
3. 構図にこだわる
工場夜景は、その工場特有の構造美が魅力です。煙突やパイプ、無数のライトが作り出す独特の構図を意識しながら撮影することで、より印象的な写真が撮れます。また、遠近感を活かしたり、水面への反射を取り入れたりすることで、写真に奥行きを出すこともできます。
今から冬にかけて空気が澄んできますし、気温が低くなることで工場から排出される水蒸気も目立つようになり撮影をより楽しくしてくれるでしょう。
工場夜景を楽しむ旅に出かけてみてはいかがでしょうか・・・
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