琴ヶ浜と温泉津温泉 CD125T 秋の山陰ツーリング その⑤ 最終話

2023 秋の山陰ツーリング

CD125Tで行く秋の山陰ツーリングも、いよいよ最終話です。

大山の紅葉から始まり、廃止間近の奥出雲おろち号を追いかけ、石見銀山で栄えた大森の町並みまで、秋の山陰をたっぷり楽しんできました。

大森の町並みでは、古い建物や路地を眺めながら、気に入った風景を見つけてはCD125Tと一緒に撮影。

予定通りに進まないのもツーリングの楽しさ。

そして最終日も、まだまだ寄り道が続きます(笑)。


11月6日 8時 大森の町並みをもう少し散策

石見銀山大森の町並みと古い看板

大森の町並みを歩いていると、古い建物に懐かしい看板を発見。

こういう昔ながらの看板を見つけると、なんだか嬉しくなります。

建物そのものだけでなく、軒下に置かれた古いジュースの空瓶など、何気ないところにも昔の暮らしを感じさせるものが残っています。

観光名所を見て回るだけではなく、こうした小さな発見を楽しみながら歩くのが、古い町並み巡りの面白いところですね。


秋の大森に色を添えるイチョウ

大森の町並みとイチョウ

そして、そのすぐそばには立派なイチョウの木がありました。

ちょうど綺麗に色づいていて、古い町並みとの組み合わせがなんともいい雰囲気です。

石見銀山の歴史を感じさせる古い建物。

黄色く色づいたイチョウ。

そして、その足元に佇むCD125T。

まさに「日本の秋」といった風景です。

写真を撮っていると、まるでベンリイがイチョウを見上げているようにも見えてきました。

こういう一枚が撮れると、わざわざ遠くまでバイクで来た甲斐がありますね。


琴ヶ浜海岸へ寄り道

琴ヶ浜海岸とCD125T

大森の町並みを後にして、いよいよ帰路につきます。

……と言いたいところですが、まだ寄り道します(笑)。

仁摩町にある琴ヶ浜海岸へ立ち寄ることにしました。

琴ヶ浜は、砂を踏みしめると「キュッキュッ」と音が鳴ることで知られる、いわゆる鳴り砂の海岸です。

日本三大鳴り砂のひとつとしても知られているそうです。

海岸には、ちょっと面白いものがありました。

「どこでもドア」です。

最近よく見かけるようになった、あの「どこでもドア」です(笑)。

思わず写真を撮ってしまいました。

ところが、ここで何気なくスマートフォンで天気予報を確認してみると……。

午後から本降りの雨。

「これはちょっとマズいな……」

この「どこでもドア」が本物だったら、今すぐ自宅まで帰りたいところです(笑)。


本当に砂が鳴るのか?

琴ヶ浜の鳴り砂

せっかく琴ヶ浜まで来たので、もちろん鳴り砂を体験してみます。

砂を鳴らす方法も案内されていました。

最初はなかなか上手くいきません。

歩き方を変えたり、足の力加減を変えたりしながら何度か挑戦。

そして、ついに……。

「キュッ、キュッ……」

おお、本当に鳴りました!

小さな音ですが、実際に自分の足元から音がすると、ちょっと感動します。

観光地では、こういう体験型の寄り道も楽しいですね。


偶然見つけた小さなトンネル

山陰本線下を通る小さなトンネル

琴ヶ浜を後にして国道9号線へ戻ろうと走っていると、途中で面白いものを発見しました。

なんと、山陰本線の線路の下をくぐる小さなトンネルです。

「これはちょっと入ってみたい……」

こういうものを見つけると、ついつい寄り道してしまいます(笑)。

私の身長が177cmなのですが、トンネルの高さはおそらく2m弱でしょうか。

幅もかなり狭く、歩行者や二輪車くらいしか通れないような小さなトンネルでした。

こういう道に出会えるのも、原付二種でのツーリングならではの楽しさです。


雨が降る前に帰りたい……けど、また寄り道(笑)

小さなトンネルとCD125T

天気予報では、午後から本格的な雨。

「早く帰らなければ……」と思っているのですが、こういう面白いものを見つけてしまうと、やっぱりバイクを停めて写真を撮ってしまいます。

これも、CD125Tのような小さなバイクで旅をする楽しみのひとつ。

大型バイクで遠くへ一気に移動するツーリングとは違い、気になった場所があればすぐに停まれる。

予定を少し変更して、知らない道へ入ってみる。

そして、思いがけない風景に出会う。

そんな「寄り道」が旅の思い出になるんですよね。


温泉津温泉へ向かう途中で野生の猿に遭遇

山陰の道路とCD125T

小さなトンネルを抜けて、国道9号線を走りながら最後の目的地へ向かいます。

目指すのは、島根県大田市にある温泉津温泉(ゆのつおんせん)です。

すると、頭上から突然……。

「キー、キー……」

何やら動物の鳴き声が聞こえてきました。

上を見てみると、なんと猿の群れがいます。

山陰の山道を走っていると、こうした野生動物に出会うことがあります。

突然現れるので、バイクで走るときは鹿や猿などにも注意が必要ですね。


山から出てきた猿たち

山陰で遭遇した猿

冬が近づくと、野生動物が餌を求めて人里へ出てくるというニュースをよく耳にします。

この猿たちも、冬に備えて餌を探して山から出てきたのでしょうか。

しばらく猿たちを眺めた後、再びCD125Tを走らせます。

こうした予定外の出会いがあるから、バイク旅は面白い。

目的地だけを目指して走っていたら、きっと見つけることのできなかった風景です。


最終目的地、温泉津温泉へ

温泉津温泉の町並み

そして、ようやく今回のツーリング最後の目的地、温泉津温泉に到着しました。

温泉津と書いて「ゆのつ」と読む、歴史ある温泉地です。

本当なら、ここで温泉に入って旅の疲れを癒やす予定でした。

しかし、天気予報を見ると雨が近づいています。

この先の道のりを考えると、のんびり温泉に浸かっている場合ではありません。

今回は残念ながら、温泉は次回のお楽しみということにしました。


昔懐かしい温泉街を歩いて

温泉津温泉の古い町並み

せっかくなので、少しだけ温泉街を散策します。

古い建物が残る温泉津の町並みは、とても雰囲気があります。

今回の旅では石見銀山の大森、琴ヶ浜、そして温泉津と、歴史を感じられる場所をいくつも巡ることができました。

こういう古い町並みが好きなので、もう少しゆっくり見て回りたかったところです。

しかし、空を見上げると今にも雨が降りそう。

後ろ髪を引かれながら、温泉津を出発します。


最後はやっぱり雨……

温泉津温泉を後にして、あとはひたすら自宅を目指します。

幸い、お昼ごろには無事に帰宅することができました。

……が、最後の最後で、やっぱり雨に打たれました(笑)。

以前、CB1100で山陰を走ったときも最後に雨に降られたのですが、今回も同じ結果に。

どうやら山陰ツーリングと雨は、切っても切れない縁があるようです(笑)。


CD125Tで走った秋の山陰ツーリングを終えて

今回のツーリングでは、秋の大山から始まり、江島大橋の夜景、奥出雲おろち号、石見銀山、大森の古い町並み、琴ヶ浜、温泉津温泉まで、たくさんの場所を巡ることができました。

そして何より、CD125Tという小さなバイクだからこそ楽しめた旅だったと思います。

速く目的地へ到着することだけが、ツーリングの楽しみではありません。

ゆっくり走るからこそ見えてくる風景があります。

気になる場所があれば、すぐにバイクを停める。

古いトンネルを見つければ寄り道する。

野生の猿に出会えば立ち止まる。

そして、気に入った風景があればカメラを取り出す。

そんな自由気ままな旅が、CD125Tにはよく似合います。

大型バイクのCB1100とはまた違った楽しさを感じることができた、今回の「CD125T 秋の山陰ツーリング」

少し遠回りして、たくさん寄り道したからこそ、思い出に残る旅になりました。

また季節を変えて、CD125Tで山陰を走ってみたいと思います。

最後まで5話にわたる「CD125T 秋の山陰ツーリング」にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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