木曽路をCB1100で走る|妻籠宿・桃介橋・木曽の桟を巡るツーリング【マジカルミステリーツーリング⑨】
CB1100で行く「マジカルミステリーツーリング」も、今回で9話目。
前回は、長野県の奈良井宿を訪れたあと、高ボッチ高原から諏訪湖を眺め、友人を塩尻駅まで送りました。
ここからは再び一人旅です。
当初は、この先さらに北へ向かい、安曇野から白馬、そして新潟県の糸魚川市へ抜け、日本海沿いを西へ走る予定でした。
ところが、ここで大きな問題が発生します。
台風8号の接近です。
※この記事は2021年7月のツーリング記録です。
当時の道路状況・天候・施設の営業状況などは現在と異なる場合があります。
台風8号の影響で急きょ予定変更
塩尻駅で友人と別れ、再びCB1100で走り始めます。
当初の予定では、ここから安曇野、白馬を経由して新潟県の糸魚川市へ。
そこから日本海沿いを西へ走るつもりでした。
しかし、天気予報を確認すると、翌日から日本海側では風雨が強まる予報。
せっかくのロングツーリングなのに、雨の中を走り続けるのは避けたい。
そこで急きょ予定を変更することにしました。
「日本海側はやめて、木曽路を南下しよう!」
これも、この旅のタイトルどおり「マジカルミステリーツーリング」らしい展開です(笑)
木曽路をCB1100で南下
7月26日、時刻は17時。
ここから国道19号線を走り、木曽路を中津川方面へ向かいます。
予定を変更したことで、これから先の行き先はほぼノープラン。
とにかく翌日の天気が良さそうな方向へ走ることにします。
木曽川沿いを走る国道19号線は、山間部を縫うように続く気持ちのいいルート。
夕方の木曽路をCB1100で南へ進んでいきます。
木曽の桟に立ち寄る
途中で立ち寄ったのが、木曽路の名所のひとつ「木曽の桟(きそのかけはし)」です。
木曽川に架かる赤い橋の奥に見えている石積みが、木曽の桟。
手前に見える赤い橋は「かけはし大橋」です。
木曽の桟は、木曽川沿いの断崖に設けられていた古い桟道です。
現在は石積みが残されており、当時の険しい木曽路を想像することができます。
このすぐ近くには、木曽の桟を眺めることができる温泉もありました。
せっかくなので、温泉に入ってゆっくりしたいところですが……。
まだ先があります。
時間も遅くなってきたので、今回は先を急ぐことにしました。
橋好きなので桃介橋へ
次に向かったのは、南木曽町にある桃介橋です。
実は、橋を見るのが好きなんです。
以前、橋梁関係の仕事をしていたこともあり、珍しい橋を見つけると、ついつい立ち止まってしまいます。
今回も、木曽路を走っている途中で「これは見ておかなければ」と立ち寄りました。
桃介橋は、大正11年(1922年)に建造された木製の吊り橋です。
主塔はコンクリート造りで、その土台には石積みが使われています。
木製の橋桁とコンクリートの主塔、そして石積みの組み合わせが、とても印象的です。
橋長も約250mあり、実際に目の前にするとかなり立派な橋でした。
こういう歴史のある橋を見ると、橋梁関係の仕事をしていた頃を思い出します。
ツーリング先で「バイク以外のもの」に興味を持って寄り道する。
これも個人的なツーリングの楽しみ方です。
夕暮れの妻籠宿へ
桃介橋を見たあとは、さらに南へ進みます。
そして、この日の最後の目的地として訪れたのが妻籠宿(つまごじゅく)です。
妻籠宿は、江戸時代に整備された中山道の宿場町。
今回訪れたのは、夕方の日が傾き始めた時間帯でした。
先ほど訪れた奈良井宿も素晴らしい町並みでした。
しかし、妻籠宿はまた違った魅力があります。
古い建物が連なる町並みは、まるで現代から切り離されたような静けさ。
夕暮れという時間帯も重なって、さらに雰囲気が増しています。
妻籠宿はまるでタイムスリップしたような町
古い町並みが大好きなので、ここに来た瞬間からテンションが上がります。
木造の建物が連なり、現代的な看板や建物がほとんど見えない。
歩いているだけで、昔の宿場町に迷い込んだような感覚になります。
そして、こんな場所にもCB1100を持ってきてしまいました(笑)
レトロなスタイルのCB1100と、江戸時代の面影を残す妻籠宿。
思った以上に相性がいい。
写真を撮る手が止まりません。
妻籠宿の郵便局もすごい
妻籠宿を歩いていると、郵便局もこんな姿で残されています。
現在の一般的な郵便局とはまったく違う外観ですが、町並みに溶け込んでいます。
こういう細かいところまで景観が統一されているので、妻籠宿全体がより一層、昔の雰囲気を感じさせてくれます。
古い町並み好きとしては、たまりません。
静かな妻籠宿ではバイクを押して移動
妻籠宿をさらに歩いていきます。
ところが、あまりにも静かな場所なので、エンジンをかけたままバイクで移動するのは気が引けます。
そこで……。
エンジンを停止して、CB1100を押して移動することにしました。
大型バイクのCB1100を押して歩くことになったので、これが意外と大変(笑)
おかげで、いい汗をかかせていただきました。
でも、その甲斐あって妻籠宿の静かな町並みを壊すことなく、ゆっくりと写真を撮ることができました。
妻籠宿とCB1100の風景
夕暮れの光が古い木造家屋を照らし、そこにCB1100を置いてみます。
この旅では、関宿、岩村城下町、奈良井宿と、いくつもの歴史ある町並みを訪れてきました。
その中でも妻籠宿は、特に静かで重厚な雰囲気を感じました。
「ここまで来てよかった」と思える場所です。
妻籠宿を後にして今夜の宿を探す
妻籠宿を十分に楽しんだところで、そろそろ今日の宿を探さなければなりません。
問題は……。
明日からの予定がまったく決まっていない(笑)
そこで、町はずれにCB1100を停め、スマートフォンで宿泊先を検索します。
とりあえず、この先は岐阜方面へ向かうことにしました。
そして今夜の宿に決めたのは、岐阜県可児市です。
夕暮れの木曽路を岐阜方面へ
妻籠宿を出発し、再び国道19号線を走ります。
その後、国道21号線へ。
夕暮れの空を眺めながら、岐阜県可児市へ向かいます。
朝から走り続けた4日目も、いよいよ終わりです。
当初の予定からは大きく変わりましたが、結果的には木曽路を走り、木曽の桟、桃介橋、妻籠宿という素晴らしい場所を巡ることができました。
今回のCB1100ツーリングルート
この日の走行ルートはこちらです。
塩尻駅を出発し、国道19号線を木曽路に沿って南下。
木曽の桟に立ち寄り、南木曽町の桃介橋へ。
そして中山道42番目の宿場町である妻籠宿を訪れ、最後は国道21号線で岐阜県可児市まで走りました。
予定変更も旅の楽しみ
今回の一番のポイントは、やはり台風8号による予定変更です。
本来なら安曇野から白馬、糸魚川へ向かう予定でした。
ところが天気予報を見て、急きょ木曽路へ方向転換。
結果的には、以前から気になっていた桃介橋を見ることができ、夕暮れの妻籠宿にも出会えました。
ツーリングは、予定どおりに進むことだけが正解ではありません。
天気や気分、そのときの状況に合わせて行き先を変える。
そんな自由さが、バイク旅の面白さなのだと思います。
木曽路ツーリングで訪れた妻籠宿は最高だった
今回訪れた妻籠宿は、個人的にかなりお気に入りの場所になりました。
奈良井宿とはまた違った静けさと重厚感があり、夕暮れの時間帯だったこともあって、とても印象的でした。
CB1100を押して歩くという、ちょっとした苦労もありましたが(笑)、それも含めていい思い出です。
木曽路をバイクで走るなら、妻籠宿や桃介橋、木曽の桟など、歴史を感じられる場所に立ち寄ってみるのもおすすめです。
旅の4日目が終了
こうして、ツーリング4日目も無事終了しました。
ここまでの旅は、山口県の自宅を出発して四国へ渡り、和歌山、三重、岐阜、長野、山梨と走り、再び岐阜まで戻ってきました。
まだ旅は終わりません。
むしろ、ここからまた予想外の展開が待っています。
明日の目的地はまだ決まっていません。
さて、明日はどこへ行くのでしょうか?
次は「モネの池」と琵琶湖へ
翌日は岐阜県可児市を出発。
そして、今回の予定変更がきっかけで思いがけず訪れることになった「モネの池」へ向かいます。
さらに滋賀県へ入り、中山道の柏原宿、琵琶湖沿いのさざなみ街道を走り、以前にも訪れた「琵琶湖のあのベンチ」へ。
次回も、行き先を決めないまま進む「マジカルミステリーツーリング」らしい旅が続きます。
まだまだ続く、CB1100との長距離ツーリング。
次回は、岐阜県から滋賀県へ。
「マジカルミステリーツーリング」は、さらに西へ進みます。


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