CD125Tで志布志線の廃駅巡り|伊崎田駅跡に残る鉄道遺構を訪ねる③

2021 鹿児島ツーリング

CD125Tで志布志線の廃駅巡り|伊崎田駅跡に残る鉄道遺構を訪ねる③

前回の記事「CD125Tで山口から鹿児島へ494km|一睡もせず志布志駅に到着!」の続きです。

山口県から鹿児島県志布志市まで、原付二種のCD125Tで494kmを走ってきました。

約40年前、中学生の頃に国鉄の「いい旅チャレンジ20000km」で訪れた志布志。

今回は、その40年前の記憶をたどる旅として、かつて走っていた志布志線の廃線跡を巡ります。

志布志市役所で「志」の文字を10回確認したところで、いよいよ廃駅巡りのスタートです(笑)。

志布志線の廃線跡を巡る旅へ

今回の旅では、志布志線にあった駅をCD125Tで一つずつ訪ねていきます。

最初の目的地は、志布志駅から約15分ほどの場所にある伊崎田駅跡です。

現在は廃線となっている志布志線ですが、駅によっては当時のホームや駅舎、鉄道設備などが残されています。

40年前には列車で通ったかもしれない場所を、今度はCD125Tで訪ねる。

今回のツーリングならではの楽しみです。

志布志線・伊崎田駅跡に到着

10月16日 9時

旧国鉄伊崎田駅跡とCD125T

志布志駅から走ること約15分。

到着したのは、かつての国鉄志布志線・伊崎田駅(いさきだえき)です。

所在地は鹿児島県志布志市有明町。

伊崎田駅は1925年に縄瀬駅として開業し、1959年に伊崎田駅へ改称されました。

志布志線が廃止されたのは1987年。

現在では列車が走ることはありませんが、駅跡には当時の面影が残されています。

現在は「有明町鉄道記念公園」

有明町鉄道記念公園となっている伊崎田駅跡とCD125T

現在の伊崎田駅跡は、有明町鉄道記念公園として整備されています。

訪れる前に調べた情報では、営業当時の駅の雰囲気を残しているとのこと。

40年前の志布志線を知る身としては、どんな状態で残っているのか楽しみにしていました。

実際に現地へ到着して、まず駅舎を見てみます。

駅舎の中に残る伊崎田駅の記憶

伊崎田駅に残る旧国鉄時代の駅名や時刻表の設備

駅舎の中には、かつて使われていたと思われる設備が残されています。

壁には伊崎田駅に関する鉄道資料も残されていました。

現役時代の駅を知らない人にとっても、こうした設備を見ると、ここがかつて列車の発着する駅だったことが伝わってきます。

ただ、全体的な印象としては……。

以前はもっと綺麗に保存されていたようですが、現在は少し物置のような雰囲気になっていました。

昔の鉄道設備がそのまま残っている

伊崎田駅跡に残る鉄道の信号設備

駅舎の中をさらに見ていくと、昔の鉄道設備が残っています。

写真に写っているのは、列車の運行に関係する設備です。

現在では見る機会がほとんどないものばかり。

鉄道好きでなくても、こうした古い設備を見ると「昔はここで実際に使われていたんだな」と、当時の様子を想像してしまいます。

伊崎田駅跡に残る古い時計や鉄道関係の掲示物

こちらにも古い時計や掲示物が残っています。

現在の駅では見かけることのない、昭和の鉄道を感じさせる雰囲気です。

40年前に国鉄の列車で旅をしていた頃のことを思い出します。

伊崎田駅に残る鉄道機器

伊崎田駅跡に残る古い鉄道の信号設備と機器

こちらも駅で使われていた鉄道機器です。

今では役目を終えていますが、当時は列車の安全運行を支えていたのでしょう。

こうした設備が残っているのを見ると、廃線になってから長い年月が経っていることを実感すると同時に、鉄道が現役だった頃の姿も想像できます。

伊崎田駅に残る荷物標準到着日数表

こちらには「荷物標準到着日数表」が残されていました。

今の宅配便とは違い、鉄道が荷物輸送の重要な役割を担っていた時代を感じさせる資料です。

こういう何気ない掲示物を見るだけでも、当時の駅の様子が少し想像できますね。

駅舎の外には転轍機も残っていた

伊崎田駅跡に残る古い転轍機

駅舎の横には、かつて線路を切り替えるために使われていた転轍機も残っていました。

長い年月が経ち、周囲の草木に覆われながら、少しずつ自然へ戻っているようです。

こうした鉄道遺構を見ると、志布志線がここを走っていた時代が遠い昔になってしまったことを感じます。

伊崎田駅のホームは現在も残っている

伊崎田駅跡のホームとCD125T

駅舎の中から外を見ると、かつて線路があった場所が確認できます。

現在、線路は道路に転用されていますが、プラットホームは今も残っています。

ホームの形を見ると、ここが間違いなく鉄道の駅だったことが分かります。

そして、そこにCD125Tを置いてみると……。

なんだか「普通ベンリィ志布志行き」が停車しているように見えます(笑)。

伊崎田駅跡のホームと線路跡を走る道路、CD125T

改札のあった場所から見ると、ホームの両側にかつて線路があったことがよく分かります。

現在は線路の代わりに道路が通っていますが、ホームだけが当時の姿を伝えています。

伊崎田駅は二面二線の交換駅だった

伊崎田駅跡に残る二面二線のホームと線路跡

こちらは駅の西都城側です。

そして反対側が志布志方面。

伊崎田駅跡の志布志方面に残るホームと線路跡

伊崎田駅は、かつて二面二線の交換設備を備えた駅でした。

現在の静かな駅跡からは想像しにくいですが、当時は列車が行き違うことのできる駅だったわけです。

40年前に列車でここを通ったときには、今とはまったく違う風景が広がっていたのでしょうね。

伊崎田駅の先にあるトンネルへ

駅跡を見学していると、この先にトンネルが残っているという情報を見つけました。

せっかくここまで来たので、実際に行ってみることにします。

CD125Tを走らせて、廃線跡をたどるように先へ進みます。

ところが……。

トンネルに近づくにつれて、道の状態がだんだん悪くなってきました。

そして、ついには……。

雑草がものすごく生い茂っています💦

さすがにこれ以上進むのは難しそうです。

今回は無理をせず、ここで断念することにしました。

志布志線・伊崎田駅跡を訪ねて

今回訪れた伊崎田駅跡は、現在では静かな場所になっています。

それでも、駅舎やホーム、転轍機、古い鉄道設備などを見ると、ここがかつて志布志線の駅として多くの人や列車が行き交っていた場所だということが分かります。

約40年前には列車で訪れた場所を、今回はCD125Tで訪問。

当時の記憶と現在の風景を重ねながら廃駅跡を巡るという、普通のツーリングとは少し違った旅になっています。

そして、志布志線の廃駅巡りはまだ始まったばかり。

次は、伊崎田駅からさらに先へ進みます。

次に向かうのは大隅松山駅跡です。

こちらにも、当時のホームや線路などが残されています。

CD125Tで志布志線の廃駅巡り|大隅松山駅に残るホームと線路④へつづく……

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