CD125Tフロントフォークのオーバーホールを続けます
CD125Tのフロントフォークオーバーホール、その②です。
前回は、CD125T 2号機からフォークカバー付きのフロントフォークを車体から取り外しました。
▶ 前回の記事「CD125T フロントフォーク オーバーホール その①」
今回は、まず取り外すのが大変そうなフォークカバーを外し、その後フロントフォークを分解して古いフォークオイルを排出していきます。
固着したフォークカバーを取り外す

アウターチューブとフォークカバーの隙間には、あらかじめ浸透潤滑剤のラスペネをたっぷり噴霧しておきました。
すぐに作業するのではなく、今回は約1時間ほど浸透させてから取り外しに掛かります。
また、元と同じ位置に戻せるよう、取り外す前にフォークカバーとアウターチューブの位置をマーキングしておきました。
一か所を強く叩かず全周を少しずつ浮かせる

フロントフォークを横に寝かせ、アウターチューブを脚で押さえて固定します。
そしてフォークカバーとアウターチューブの隙間に大きめのマイナスドライバーを当て、全周を少しずつ均等に叩いて隙間を広げていきました。
一点だけを強く叩くのは避けました。
フォークカバーは再使用するため、強く叩いて傷や凹み、変形ができないよう、位置を少しずつ変えながら軽い力で作業しています。
隙間ができれば比較的簡単に外れた

全周を少しずつ叩いていくと、アウターチューブとフォークカバーの間に隙間ができてきました。
ここまで浮いてしまえば、取り外しはあと少しです。

インナーチューブ側を下にして床へ当て、フォークカバー側を上から軽く叩いてみると、思っていたより簡単に外れました。
最後は手で引き抜くことができました。
フォークカバーがアウターチューブに差し込まれていた部分は、実測で50mm弱でした。
フロントフォークのオイル漏れを確認

写真では少し分かりにくいのですが、フロントフォークにはうっすらとオイルが漏れた跡があります。
フォークカバーを無事に取り外すことができたので、ここから本格的にフロントフォークの分解へ進みます。
ボトムの6mm六角ボルトを先に緩める

まずは、アウターチューブの底にある6mm六角のボルトを緩めます。
このボルトは内部のシートパイプを固定しているため、内部が一緒に回ってしまうと緩めにくくなります。
今回は、スプリングによってシートパイプにテンションが掛かっている状態で先に緩めました。
そのため、トップキャップを外してスプリングを抜いてしまう前に、ボトムボルトを緩めておいた方が作業しやすいと感じました。

アウターチューブを大きめのモンキーレンチで保持し、6mmの六角ソケットを使って緩めました。
かなり強く締まっていたため、工具をしっかり掛けてから力を加えて緩めています。
トップキャップボルトを取り外す

ボトム側のボルトを緩めたら、続いてトップキャップボルトを取り外します。
その①でフロントフォークを車体から外す前に緩めておいたため、ここでは苦労せず外すことができました。
先に緩めておいたのは正解でした。
ドレンボルトを外して古いフォークオイルを排出

フロントフォーク下側の側面にあるドレンボルト(10mm)も取り外します。
このボルトには銅ワッシャが使われていました。
一度つぶれて密封するタイプのワッシャなので、組み立て時には新品へ交換することにします。

そして、内部に残っていた古いフォークオイルを排出しました。
出てきたオイルは、きれいなオイルとは程遠い状態。
ヘドロのように変色し、かなり強い臭いもしていました。
いつ交換されたのか分からない古い車両だけに、長い年月が経過していたのかもしれません。
今回のようにオイルシールから漏れ始めてから交換するだけでなく、状態を見ながらフォークオイルもメンテナンスしておくことの大切さを感じました。
次回はインナーチューブとオイルシールを取り外します
今回は、難関と思っていたフォークカバーを無事に取り外し、フロントフォーク内部の古いオイルを抜くところまで作業しました。
次回はさらにフロントフォークを分解して、インナーチューブと劣化したオイルシールを取り外していきます。


コメント