CB1100 3回目のユーザー車検に向けた準備編、その③です。
今回の記事で、ブログ「CB1100と共に」が記念すべき900回目の記事となりました。
これまでたくさんの記事をご覧いただき、本当にありがとうございます。これからもCB1100を中心に、ツーリングやメンテナンス、DIYなどの記録を残していきたいと思います。
前回は、フロントフォークやステムの三又、フロントフェンダーなどに発生していた錆を落とし、防錆処理を行いました。
今回はその続きです。
フロント周りの錆対策が終わったので、続いてフロントブレーキのメンテナンスを行っていきます。
7年・5万km以上走行しているCB1100なので、車検前の点検というだけでなく、これからも安心して乗り続けるためのメンテナンスとして作業していきます。
フロントブレーキキャリパーを清掃

まずはブレーキキャリパーからブレーキパッドを取り外します。
そして、ピストンがキャリパー本体から抜け出さない程度まで、ゆっくりと突出させます。
この状態にしておくことで、普段は見えにくいピストン周辺まで清掃しやすくなります。

ピストンを突出させたら、中性洗剤と水を使ってキャリパー周辺の汚れやブレーキダストを清掃していきます。
ここで大活躍するのが、使い古した歯ブラシ(笑)
細かい部分に入り込んだ汚れを落とすのにちょうどよく、バイクのメンテナンスでは意外と重宝するアイテムです。
ブレーキピストンを揉み出す

キャリパーをきれいに清掃したら、次は突出させたピストンを戻します。
ここではディスクブレーキのピストン戻しツールを使用します。
ピストンを一度戻したら、ここからピストンの揉み出し作業を行います。

ピストンを戻した状態から、ピストンプライヤーを使って左右に回転させ、動きを確認します。
何度か動かしていくことで、ピストンがスムーズに動くようになるまで揉み出しを行いました。
ブレーキは安全に直結する部分なので、こういったメンテナンスはしっかり行っておきたいですね。
ブレーキパッドとパッドピンも清掃

続いて、ブレーキパッドやパッドピン、パッドの押さえ金具も清掃します。
汚れやブレーキダストを落として、各部の状態を確認。
問題がないことを確認してから、元通りに組み付けていきます。
このあたりの詳しい作業手順については、以前の記事で詳しく紹介しています。
CB1100 DIYフロントタイヤ交換とブレーキメンテナンス その⑥

左右のフロントブレーキキャリパーのクリーニングが完了しました。
見た目にもかなりスッキリしましたね。
フロントホイールベアリングを点検

ブレーキ周りの清掃が終わったので、フロント周りを元通りに組み付けていきます。
その前に、フロントホイールのベアリングの状態をチェックします。
CB1100はすでに5万kmを超えています。
これだけ走っているので、ベアリングに異常がないか気になるところです。
実際に回転させて確認してみましたが、回転に違和感はなく、錆なども見られませんでした。
今回はベアリングの交換はせず、給脂のみ行うことにします。
アクスルシャフトにグリスを塗布

続いてアクスルシャフトです。
今回は錆止めと潤滑を兼ねて、モリブデングリスを薄く塗布しておきます。
グリスを塗りすぎるのではなく、シャフト全体に薄く伸ばすように塗布しました。
フロントフェンダーを取り付け

前回、錆を落として防錆処理とチッピング塗装を行ったフロントフェンダーも取り付けます。
裏側もしっかり防錆処理したので、これでしばらくは安心できそうです。
フロントタイヤを取り付けて作業完了

最後にフロントタイヤを取り付けます。
これで、フロント周りのメンテナンスはひとまず終了です。
フロントタイヤの取り外しから取り付けまでの詳しい手順や締め付けトルクについては、以前の記事で詳しく紹介しています。
CB1100 DIYフロントタイヤ交換とブレーキメンテナンス その⑦
車検前だからこそ、普段のメンテナンスを見直す
今回の作業は、車検に合格するためだけの整備ではありません。
フロントブレーキのキャリパー清掃やピストンの揉み出し、ホイールベアリングの点検、アクスルシャフトのグリスアップなど、どれもCB1100を安全に長く乗るためには大切なメンテナンスです。
特に7年・5万km以上走行したCB1100なので、車検をきっかけに普段なかなか確認できない部分までチェックできたのは良かったと思います。
- フロントブレーキキャリパーを清掃
- ブレーキピストンの揉み出しを実施
- ブレーキパッド・パッドピンなどを清掃
- フロントホイールベアリングを点検
- アクスルシャフトにモリブデングリスを塗布
- 防錆処理したフロントフェンダーを取り付け
これでフロント周りのメンテナンスは終了。
次回はリア周りの点検・整備、チェーンメンテナンス、リアブレーキ、シフトペダル周辺のグリスアップなどを行い、いよいよ車検前の最終チェックへ進みます。

