木製宅配ボックスの扉が反ったので修正してみた｜DIYメンテナンス記録

自作してから1年半が経過した木製宅配ボックス。日々の宅配にしっかりと活躍してくれていますが、最近になって大きな扉が反ってしまい、鍵のかかりが悪くなってきました。今回はその修正作業をDIYで行った様子をレポートします。これから自分で宅配ボックスを作りたい方にも役立つ補強・対策のヒントをご紹介します。

1年半使用した宅配ボックスに異変が…

一昨年の暮れに製作した 木製宅配ボックスのDIY製作｜宅配業者に喜ばれる自作アイテム。
宅配業者の方にも好評で、再配達の手間が大きく減っただけでなく、施錠の手軽さも気に入ってもらえています。

しかし、約1年半が経ち、扉のひとつが反ってきたことで、鍵がかかりにくくなるという不具合が発生しました。

雨が直接かかる場所ではありませんが、湿気や日光の影響か、特に下段の扉が反り始めました。

反りの状況と修正の準備

DIYで宅配ボックスを製作しようと考えている方にとって、「木材の反り」は避けて通れない問題です。屋外に設置する以上、紫外線や湿気の影響は少なからず受けます。

横から見ると、上下段に比べて明らかに下段の扉に隙間があり、中央部で3mm以上の反りが確認できました。

このままでは鍵の機能も果たせないため、丁番から扉を外し、補修に取り掛かります。

DIYで反りを修正する手順

今回使用したアカシア集成材は耐久性や見た目は優秀ですが、湿度や温度変化によって反ることもあります。

外した扉に当て木をして上下2か所をクランプで締め付け、反りを矯正していきます。DIY初心者の方はこのように物理的に真っ直ぐにする方法を知っておくと安心です。

補強にアルミアングルを使用

反りの再発防止のため、今回はアルミアングルを用いた補強を実施しました。金属素材を取り入れることで、木材の動きを抑えることができます。

物置に保管していたアルミアングルを活用し、修正後の扉に補強を加えます。

アルミアングルは、接着剤とビスを併用してしっかりと固定。見た目のスマートさも重視しつつ、実用性を確保します。

角をやすりで滑らかに仕上げてから取り付け、見た目も手触りも違和感がないようにしました。

上下2か所にアルミアングルを取り付けて補強完了。これから製作する方には、あらかじめ木材の裏面に補強材を取り付けることをおすすめします。

修正完了！元通りしっかり閉まるように

宅配ボックスに扉を戻して修正完了！

反りが解消され、鍵もスムーズにかかるようになりました。

これから宅配ボックスをDIYで作ろうと考えている方は、素材の選び方や屋外設置時の工夫、補強パーツの導入も検討すると長期的に安心です。

湿気や地面からの跳ね返りによる影響を減らすため、ひとまずブロックでかさ上げしています。後日、専用の脚を作成予定です。